実物大!古墳時代の円筒埴輪を7時間かけて作ってきた!!
古墳好きをアピールする挨拶、これくらいしか思いつきません…。
スタッフ中村(がちゃん)です。
さり気なく、さり気なくアピール。
地元大阪の巨大な古墳群「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」が世界文化遺産に登録される見通しとなったというニュースが流れてからというもの、お客様との古墳話の機会が増えて嬉しい限りです。
「実家に帰った時に、古墳を見つけたよ!」とか。
そう。古墳は貴方のすぐそばにあるのです…。
日本全国に16万基以上。兵庫県が第一位(約1万6千基)。
福岡はなんと…
第4位(約1万1千基)
ね、思ったより多いですよね!
YOUは、古墳のどこが好き?
約1600年前に造られたものが、今も残っていること。ロマンです。ロマン。
弥生時代とか縄文時代の遺跡だと、発掘跡や資料館からイメージするしかないことが多いけれど、古墳はそのままそこにある!(移築されたものもあります)
戦後に畑として利用されて薄ーーーくなった新原奴山古墳群の30号墳。
水害時の土のう用に削られてアンパンマンみたいになったうきは市の塚堂古墳。などなど、後世に形が変わっていったとしても、それも歴史の一部。
そういえば、埴輪作ってなかった?
いつか古墳を石室から作ってみたいです。土地どうするの?固定資産税は「墓地」として課税されるの??
・・・という面倒があるので、出来ることからやってみよう!
基本中の基本「円筒埴輪」を作ってきました。
しかも、実物大!
ヨカラボブログでは、埴輪作成の前に行ったラーメンツアーの記事をあげたままでしたね。なんと1年前やないか。記事アップ遅い…。
→ 和歌山ラーメン旅にいってきました!
実物大円筒埴輪を作成出来る場所。それは和歌山県にある「紀伊風土記の丘」です。本格的な埴輪を作る体験なんて、そうそうありません。がちゃんは迷うことなく和歌山へ飛んだのでした。
せっかくの和歌山。
朝9時から一人で古墳群をまわってきました。
石室入り放題!石棚のある石室が格好良すぎます。
満足したところで、円筒埴輪づくり会場へ。学芸員さんや陶芸の先生、ボランティアスタッフのみなさんに助けていただきながらの作業、約7時間。
学芸員さんのレクチャーを受けます。
ふむふむ。こうやって上に積み重ねていくのね。
角度が難しい、実物と同じ土の配合(砂多め)だから、穴が空きやすい。
あと、腰が痛い。などなどの苦難を乗り越え…
完成しましたーー!
見てください。私の円筒埴輪です!
うほーー大きい!
高さ約43cmもあります。
内側にサインを入れて良いとのことだったので
「GATYAN」と彫り込みました。
オーパーツ感あふれる…。普通に氏名入れたほうが良かったかもしらん。
さて、この円筒埴輪はお持ち帰りしません。
多分格安飛行機の重量制限オーバーしちゃう。
なんとなんと実物大の円筒埴輪は、実物の古墳に設置されるのです。
すごい。感動。
復元作業を少しでもお手伝いできたと思うと感無量です。
この、抹茶味ピノみたいな可愛い形の前山A58号墳に設置されるのです!
しかもただ設置するだけではありません。
古代の儀式を再現して、設置するとのこと!!
これは、もう一度和歌山に来るしかありませんな。
和歌山再訪。「がちゃん、巫女になるってよ」をお楽しみに!
☆カバー画像は、紀伊風土記の丘FBページよりお借りしました。