個展 「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」に行ってきました
先月東京で開かれた「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」の個展に行ってきました
以前ブログで書いた、ソール・ライターの写真展がまた開催されるということで東京まで見に行ってきました
前回のブログ : https://yokalab.jp/blog/post/556
この展示では未公開だった作品が展示され、写真撮影OKでした
特に今回はモノクロフィルムの作品で見た事の無いものが多かった印象です
▲カーテンの隙間からの見える鳩
▲車窓に見える人のシルエットと画面を区切るような構図が印象的
▲歩行者三人が並ぶスナップ写真とは思えない演出のような作品
▲並べたように階段に座っている三人の人
▲壁にもたれる背中の曲がった老人
▲車窓の中に写りこむ犬
街の中での何気ない風景ですが、その写真の中には計算された構図と二度と来ない一瞬を
連写のできないフィルムカメラ時代にやっていた彼の技術や視点には驚かされます
ファッション写真で活躍していた1950~1960年代の「ハーパーズ・バザー」での写真が展示されていました
▲ファッション写真としてはかなり美術的な印象の作品
▲街中にある「反射」を利用した彼の作品はこの時代から既にあったようです
現代のファッション雑誌からは想像出来ない、アーティスティックな作風でした
アトリエにあるソールライターの遺品の展示もありました
▲現像したフィルムのスライドを確認するための映写機▲使用していたフィルムやスライド
▲フィルムのスライド
▲窓から外を覗く猫のスライド
見た事の無い作品もあった為、恐らくフィルムの現像までで印刷等されていないスライドもいくつかありました
最後は大スクリーンに投影された作品のスライドショーがありました
▲ソール・ライターの得意な1/3のみ写した構図
大スクリーンで見る写真は普段とは見え方が違って壮大に見えますね。
ピントの位置が分かりやすくどこに視点を当てて撮影していたのかがよく分かりました
最後にグッズ販売があったのでクリアファイル、ポストカードを購入しました
特にクリアファイルとポストカードに使用されている濡れた道路と車の作品は、
作品集の「THE UNSEEN SAUL LEITER」の表紙に使用されていて僕自身も好きな写真でグッズとして手に入れることが出来て嬉しかったです。
THE UNSEEN SAUL LEITER : https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-890-3/
そして影響を受けたまま早速写真を撮って帰りました
彼の作品と同じく人のシルエットや画面の中を区切るような構図を撮ってみました
スナップ写真は最近上手く撮れていなかったのでこの写真展でインプットとアウトプットが出来て良かったなと思いました
夏も終わって涼しくなってきてるのでまた外に写真を撮りに行きたいですね
最後まで読んでいただきありがとうございました!