ソール・ライターの写真展に行ってきました
先日、福岡市美術館で行われている「永遠のソールライター」展を見てきました。
※会場内は撮影に制限があった為、作品を伝える写真がほとんどありませんのでご了承ください
ソールライターは50年代にファッションカメラマンとしてニューヨークで活躍していましたが商業写真を辞め、生涯自身の撮りたいものだけを撮り続けたそうです。
彼の写真は何気ないニューヨークの街の中に溢れている、普段生活をしていると気付かない小さな出来事を捉えています。
特徴的なのは傘が出てきたり、窓についた雨粒、鏡やガラスの反射を利用したもの、画面の2/3を埋め尽くした構図、フィルム写真の色合いが特徴です。
地位も名誉も捨てて本当に自分のやりたいことをやり続けた彼の生き方にも評判があり注目を浴びています。
2015年にはドキュメンタリー映画も上映されてます。
展示物の中にはコンタクトシート(ネガフィルムを引き延ばして1枚の印画紙に焼き付けたもの)が展示されていました。
同じ場所でベストタイミングを待っていたり、何枚も撮り被写体と構図のバランスがベストなものを撮影していて有名な写真家でも皆同じことをしているのだなと親近感を感じました。
その他にも焼き付けた写真を小さく破った「スニペット」と自身が呼んでいた作品や絵画等、普段SNSや本などでは見られない作品もありました。
展示されていたソールライターの鏡越しに彼の作品を見習ってセルフポートレートを撮ってみました
今回はあまり時間が無くじっくり見れなかったのでまた時間を作って見に行きたいと思います
この展示は3月5日までと長い期間展示をしているので写真に興味のある方は是非見に行かれてはいかがでしょうか??