最新型3Dプリンター『Cube3』のレビュー その2
前回のブログ記事はこちら→http://yokalab.jp/blog/post/117
はじめに、以下の4点を同時にプリントしてみました。積層ピッチは0.07mm、素材はすべてPLAです。
※同時に注文したABSのマテリアルは何故かまだ発送すらされていません・・・。
4つ中3つは最後までプリントできていますが、唯一高さのあったネジのモデル(左から2番目)は、プリントの途中で空回り(機械は動いているが、フィラメントが出ていない状態)をしていたので、やむなく途中でストップしました。
せっかくなので、ヨカラボ天神にある同じFDM方式の3Dプリンター『AFINIA』でもテストプリントして比較してみました。
左が『Cube3』でプリントしたもの、真ん中が『AFINIA』、右がインクジェット方式の3Dプリンター『Objet30Pro』でプリントしたものです。
積層ピッチはCube3が0.07mm、AFINIAが0.15mm、Objet30Proは0.016mmです。
本体価格が2桁違うObjet30Proの出来が一番良いのは当然なので置いておいて、AFINIAとCube3を比べると、AFINIAでプリントできない部分をCube3ではプリントできているという事がわかります。
【Cube3は造形できるモノの範囲が広い】
AFINIAでは、Z軸方向での厚みがおよそ1mm以下になると、プリントできません。
Cube3では、積層ピッチが細かい分、Z軸方向に厚みが薄くても対応できるようです。
ここの部分においてはスペック通りCube3の方が優秀ということになります。
次にヨカラボ天神でお馴染みのクルクルアイテム(通称)もプリントしてみました。
左がAFINIAでプリントしたもの、真ん中と右がCube3でプリントしたものです。
真ん中と右のものでは設定を変えています。
真ん中が回転するような仕組みになっていますが、Cube3でラフトなし設定でプリントしたものでもちゃんと可動しました。
近づいてみましょう。以下はAFINIAでプリントしたもの。
こっちがCube3でプリントしたものです。
【見た目の状態はAFINIAのほうが軍配が上がる】
見た目に関してであれば、積層ピッチはCube3の方が細かいはずなのに、AFINIAの方が出来が良く感じます。
これが3Dプリンターのスペックの数字だけでは判断できないところだったりします。
次回も引き続き『Cube3』のレビューをしたいと思います。
最新型3Dプリンター『Cube3』のレビュー その3
※3Dプリンター関連業務は、2019年末に終了しております。
お問い合わせ頂いても対応できかねますので、ご了承いただきますようお願い致します。