3Dプリンターによる拳銃製作について
ここ最近、3Dプリンターで拳銃を製造した男性が逮捕され、国内初ということもあり各種メディアで話題ですね。
3Dプリンター業界最底辺の私にすら取材が複数来る事態となっています。
何でも3Dプリンター販売についての法規制まで検討されてるとか・・・。もうアホかと(-_-;)
3Dプリンター「法制上の問題含め対応」
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140509-OYT1T50068.html
何かブログでコメントしようと思ってたのですが、すでに私が言いたかった以上のことが
書かれた良記事がありましたので私のような小者は多くは語らないでおきます。
殺傷能力がある拳銃を作れる3Dプリンタは法的に規制すべきか?
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1405/09/news150.html
私が今回最初から違和感を感じていたのが、上の記事でも書かれているとおり
「弾薬」について一切触れずに、さも3Dプリンターだけで
射撃できたかのような印象を与える報道ばかりなされていたことです。
そもそも3Dプリンターを使って射撃できる拳銃を作成するなら、以下の手順が必要です。
・拳銃の3Dデータを入手(または作成)する
・3Dプリンターでパーツを出力する
・弾薬を入手(または作成)する
・出力したパーツを拳銃として作動するように組み立て、射撃できるよう調整する
どう考えても3Dプリンターが担っている部分が一番難易度低くて、他でも代用できる部分じゃないすか?(-_-)
少なくとも
「今からでも3Dプリンターを買えば拳銃作れるのか!」
とか勘違いしてるおバカさんには一生作れませんよね。
ちなみに私は拳銃なんて小物ではなくて、戦車を出力しようとして失敗しましたが何か?(-_-)
小保方さんの件でもそうですが、マスメディアというのは
話題になって持ち上がったものを落とすということが好きなようで、
今回はそのターゲットがここ最近話題だった3Dプリンターになったということでしょう。
ただでさえ日本は3Dプリンター業界で遅れをとっているのに、
マスメディアの偏った報道 → それを受けて意味のない法規制 → 日本のものづくり発展に悪影響
とならないことを切に願います。
マスメディアの皆さん!
「3Dプリンターは危険な物ではなくて、こんな楽しいこともできるんですよ!」
的な企画だったら喜んで協力しますので、オファーよろしくお願いします(^^)