【レビュー】AFINIA H800を入手!最大造形サイズが従来機種の最大約2倍に!さっそく使ってみた
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こんにちは!ヨカラボ天神スタッフのくろきです。
ヨカラボ天神ではデルタ型3DプリンターMAESTROに続き、新たな3Dプリンターが増えたのでご紹介します!
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(2015.7.15追記)造形スピードについて追記しました。
(2017.2.27追記)H800はH800+にモデルチェンジしました!詳しくはこちら
FINIA H800を早速入手しました!
7月7日に日本の代理店でも販売開始となった、3DプリンターAFINIAの最新機種「AFINIA H800」を入手したので、さっそく使ってみました。
まず驚いたのはその大きさ。AFINIA H480と比べるとかなり大きいです。
また従来は造形スペースがむき出しでしたが、BOX型になったことにより、見た目も大きく変化しています。
最大造形可能サイズが従来機種(H480)の最大約2倍に!
H800で期待すべきはなんといっても造形サイズの拡大!従来機種であるH480の造形サイズは、130(W)×130(D)×130(H)mmでしたが、H800の造形サイズは255(W)×205(D)×205(H)mm。
横方向で2倍、縦と高さ方向で1.5倍のサイズの物が出力可能になりました!
セルボードの大きさを比較するとこんな感じ。右がH480、左がH800のセルボードです。
AFINIA H480では高さが大きすぎるため印刷できなかったデータを、H800で複数パーツ読み込んで一気にプリントしてみました。
従来の機種では造形できなかった大きなものも、H800では余裕でプリントできます!
見た目は大きく変われど、使いやすさは据え置き!
見た目は大きく変わったH800ですが、付属のソフトウェアや操作の感じは今まで通りです。STLデータを読み込めば、難しい知識がない方でもすぐにプリントすることができます。
また、AFINIAの特徴であるサポート材の除去しやすさも健在しています。
サポート材もペンチ(もしくは手)で簡単に剥がすことができます。
また、セルボードも従来どおり多孔式を使用。(ABSユーザーとしてはこれがありがたい。)
多数の穴に高温の樹脂が入り込むことによりしっかりと食いつき、初期溶着の失敗を防ぎます。
プラットフォーム(造形台)もこれまでどおりヒーターを採用しています。
ヒーターで高温キープすることにより、急激な温度変化による反りを抑え、最後までキレイに造形する事が可能になります。
むしろ機能が向上。H480では人の手が必要だった水平自動調整操作が、ついにオートマティックに!
FDM方式の3Dプリンターで重要なのが、プラットフォームの水平調整です。H480ではこの水平調整が自動化されていましたが、自動とはいっても、水平自動調整を行うには人の手で付属の部品の取り付けを行う必要がありました。
この取り付け方よっては誤差が生じ、プリント自体が失敗してしまうこともありました。
H800ではこの自動水平調整が、ついに(?)オートマティックになっています。
具体的な操作方法は、専用のソフト内で「自動水平調整」ボタンをクリックするだけ、とヒューマンエラー要素が完全に取り除かれています。
AFINIAが勝手に動き自動水平調整をしてくれるので、操作する人のスキルに頼ることなく、誰でも簡単に安定したプリントを行うことが可能です。
前情報では造形スピードが30%アップ
造形スピードがH480に比べ30%アップという前情報でしたが、同じ大きさ、同じ設定の状態でH480・H800でそれぞれ印刷プレビューを行ったところ、H800のほうが若干時間がかかるという結果に…原因がわかりませんがこれについては調査を行います。
(15.7.15追記)
問い合わせたところ、造形スピードを高速化させるには印刷時にオプション「Turbo」を有効にする必要がありました。
この「Turbo」を有効にしてみたところ、通常時で4時間49分かかるプリントが3時間54分で造形可能という結果に!
おおよそ1時間のプリント時間が短縮されました。
最小0.1mmの積層ピッチの選択が可能に
H480では最小の積層ピッチが0.15mmでしたが、H800では最小0.1mmのピッチで造形が可能になりました。積層ピッチは、0.1mm、0.15mm、0.2mm、0.25mm、0.3mm、0.4mmから選べます。
セルボードに、予備のノズル、ビルドタック…付属部品が充実
AFINIA H800本体を購入すると、なんとセルボードが3枚、ノズルが1個付いてきます。予備のセルボードがあるとプリント直後でも新しいボードをすぐにセットでき、連続でプリントする際に非常に便利です。
ノズルも1つ予備があると、ノズル詰まりを起こした際にスムーズに取替えができます。
また、セルボードに穴がない状態でプリントしたい方のために、ビルドタックというセルボードに取り付けるパーツもついてきます。
まとめ
ソフトウェア操作が容易、サポート材の造形が優秀、造形が綺麗、という理由から使いやすさナンバーワンに君臨し続けてきたAFINIAですが、そのAFINIAのいいところは残して造形サイズが大きくなったのがH800という印象です。AFINIAをH479から使い続けている身としては、初の大幅な変更に際して「改悪されてないかな…?」とついつい心配になるところですが、むしろ水平自動調整機能が完全オートマティック化されていたりと、着実に改善がされております。
今まで色々とFDM方式3Dプリンターを試してきましたが、同方式だと、未だにAFINIAを超える3Dプリンターに出会えておりません。そのAFINIAが性能はそのまま、造形サイズを拡張したとあって非常におすすめの内容となっております。
ヨカラボ天神ではAFINIA H800/H480の販売も行っています
ヨカラボ天神ではAFINIA H800およびH480の販売も行っております。
当店で購入された方への限定特典もございますので、3Dプリンターご購入の際には、ぜひとも検討していただければ幸いです。
■AFINIA H800 本体■
価格¥350,000(税込¥378,000)【最大造形サイズ】255(W)×205(D)×205(H)mm
【積層ピッチ】0.1mm(100μm)、0.15mm、0.2mm、0.25mm、0.3mm、0.4mm
【対応ファイル形式】STL、UP3ファイル
【接続】USB2.0
【使用素材】Φ1.75mmABS樹脂又はPLA樹脂
【外形寸法】 485×520×495mm
【供給電源】100-240V AC、50-60Hz、220W
【重量】20kg
【動作環境】 Windows(XP/Vista/7/8/8.1)32/64bit、MacOSX10.7~
【その他の機能】エアーフィルター、BOX内LED照明、
【本体操作ボタン】
【付属品】ABS樹脂フィラメント(白)×1、電源装置、電源ケーブル、USBケーブル、セルボード、セルボードクリップ、ビルドタック×1、ノズルレンチ、六角レンチ、手袋、パテナイフ、ペンチニッパー、日本語マニュアル、ドライバーインストールディスク、保証書、他
【配送料】無料
【 メーカー保証】1年間(消耗品は除く)
☆当店でご購入されたお客様には、以下の特典をお付けいたしております。☆
【特典1】AFINIA初回操作指導(3,000円)を無償でご提供いたします。
※ヨカラボ天神にご来店いただける方に限ります。
【特典2】無期限で電話サポート!
ヨカラボスタッフが、使い方やトラブル対応等、電話にて無期限でサポートいたします。
■AFINIA H480 本体■
価格¥185,000(税込¥199,800)【ヘッド数】1個
【方式】積層造形法
【速度】10~100cm3/h
【積層ピッチ】0.15~0.40mm
【最大造形サイズ】 130(W)×130(D)×130(H)mm
【使用素材】ABS樹脂又はPLA樹脂(フィラメント)
【オート機能】オートキャリブレーション機能、オートレべリング機能
【ノズル直径】0.4mm
【対応OS】 WindowsXP/Vista/7/8、MacOSX
【接続】USB
【対応ファイル形式】STL、UP3、UPPファイル
【動作環境】温度15~29℃/湿度20~50%
【供給電源】AC100V~240V 50Hz/60Hz
【消費電力】180W
【外形寸法】245(W)×260(D)×350(H)mm
【本体重量】5kg
【付属品】ABS樹脂フィラメント(白)×1、日本語マニュアル、USBケーブル、FR-4ボード、CD、保証書、他
【配送料】無料
【メーカー保証】1年間(消耗品は除く)
☆当店でご購入されたお客様には、以下の特典をお付けいたしております。☆
【特典1】AFINIA初回操作指導(3,000円)を無償でご提供いたします。
※ヨカラボ天神にご来店いただける方に限ります。
【特典2】ノズルのスペア(2,500円)をプレゼント。
ノズルが詰まった場合、取り外して清掃が必要ですが、スペアがあれば清掃中も稼動停止せずに使用可能となり大変便利です。
【特典3】無期限で電話サポート!
ヨカラボスタッフが、使い方やトラブル対応等、電話にて無期限でサポートいたします。
http://yokalab.jp/contact/
※3Dプリンター関連業務は、2019年末に終了しております。
お問い合わせ頂いても対応できかねますので、ご了承いただきますようお願い致します。