裁断機DURODEX(ダーレー) 200DXの刃の交換方法まとめ
本を自炊(電子化)する際に、裁断するのに欠かせない『裁断機』ですが、長年使っていると刃の切れ味が落ちて使いづらくなってきますよね。
そうなると刃を交換する必要が出てくるわけですが、今回は覚え書きも兼ねて、自分で交換する場合の作業手順についてまとめてみました。
今回使用する裁断機
今回使用する裁断機は一冊丸々カットも容易なDURODEX(ダーレー)200DXです。
DURODEX
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作業手順は覚えてしまえば簡単ですが、刃物を扱うだけに危険を伴う作業ですので十分に注意して行ってください。
腕に自信のない方は、メーカーや専門業者にやってもらうことをおすすめします。
また、今回紹介する交換方法については、実際に試行錯誤しながら辿り着いた方法になります。
正しい方法とは違う場合もあるかと思いますので、参考に作業される場合はあくまで自己責任でお願いします。
DURODEX(ダーレー) 200DXの刃を取り外す方法
①まずはカバーを外します。②内部の両端にあるフックを両方一緒に手で持ち上げ、外します。
③次の作業をしやすくするために、いったんバーを倒しておきます。
④裁断機裏の真ん中にあるネジを、マイナスドライバーで取り外します。
ネジを取り外す際に、一緒についているバネが飛ぶ可能性があるので注意してください。
⑤正面に戻って、両端についているナットを取り外します。
⑥ナットを取り外すと、ネジ刃を支えているバネを取りはずすことができるようになります。
ペンチなどで掴んでバネを取り外します。
反対側も同様に、ナット→バネを順番に取り外します。
⑦六角レンチでネジを取り外します。
⑧取り外すと、リングがついています。リングはすぐ取れるので、なくさないよう注意してください。
反対側も同様に六角レンチでネジを外します。
⑨刃を横に滑らせながら取り外します。
これで刃の取り外し作業は完了です。
危ないですので、くれぐれも刃の先を触らないように注意してください。
古い刃は何回かまでなら研いで再利用できる
古い刃は専門の研ぎ刃業者に出せば、新品のように切れ味を復活させてくれます。今回は、研ぎ刃業者さんに頼んで研いでもらいました。
依頼して1週間ほど、ボロボロだった刃がまるで新品のような状態で帰ってきました!やったー!
ただし何回か研摩していくとその分刃高が短くなるので、永久に研磨で再利用できるというわけではないようです。
DURODEX(ダーレー) 200DXの刃の取り付け方法
新品の刃は少し触るだけでもスパッといくので、取扱いは慎重に行ってください。なるべく軍手などをして作業するとよいかと思います。
①さっそく取り付けていきます。まずは刃を横にスライドさせながらセットします。
DURODEX 200DXの場合、刃物やさんの名前が入っている面が前面になります。
②左端の刃は黒い部品より少しはみ出ます。
③黒い部品の穴に、ちょうど刃のネジ穴がくると思います。リング付きのネジを六角レンチでしっかり締め込みます。
④反対側もしっかりネジを締めこみます。
写真のように必ずリングが黒い部品の溝にすべて収まり、ネジが回らなくなるまで、しっかり締めこみます。
⑤マイナスドライバーで裏の中央部分にネジを取り付けます。
⑥さっき取り付けたネジの溝にバネを引っ掛けます。結構力がいります。
⑦また前のほうに戻り、④で取り付けたネジに両端のバネを引っ掛けます。
⑧ナットを取り付けます。角が少し丸くなっている面が外側になります。
ここでもしっかり締めこんでください。両方にナットを取り付けます。
⑨緩みがないか確認したら、両端のフックを一緒に持ち上げ固定させます。
⑩最後にカバーを取り付けて交換完了です!
さいごに
いかがでしたでしょうか?一度実際にやってみると、意外と簡単にできるかと思います。
刃を替えれば作業効率も捗り、きっと快適な自炊生活を送ることができると思います!
交換作業でお困りの方の参考になれば幸いです。
それでは、良い自炊ライフを!